すだらの足湯と宇宙人ジョーンズ

皆さんは、本手打ち鯛屋さんの入り口脇に足湯があるのを知っていますか?

鯛屋の若旦那が、街にいらっしゃるお客様の「憩いの場所」に、と設置したもの。
「秘策ですよ、秘策!!見ててください。これは絶対インパクトがあり話題になりますよ。」
しかし、若旦那の思いとは裏腹に、商店街を通る車や歩行者の目にさらされながら足湯に浸かるのは勇気がいるらしく、設置されてからかれこれ一年、殆ど利用者は無し・・・

そこで、つい立を置くことになったのですが、高さが不揃いだったり足が壊れかけていたり・・・目隠しと言うよりなんだか怪しげ。
これじゃ、ますますお客さんが寄り付かない気が・・・。
すると、若旦那「実は、まだ秘策があるんですよ!!」
ところが、一向にその秘策が出てこない・・・

見かねて、お休みを返上し、押しかけ日曜大工。ノコギリでギコギコ金鎚でトントン。
麻紐や結束バンドを使い高さを揃え、傷んだ箇所を補修。
すると待っていたかのように【鯛屋の足湯】という立派な看板が付いた。
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それから数ケ月後「これが秘策ですよ、秘策!!見てください。」若旦那が満面の笑みを浮かべて言った。(若旦那は本当に秘策が好きだ。。。)

今度は看板の下に【すだちの湯】と書かれたプレートが付いた。
覗いて見ると確かに酢橘が2~3個、洗濯ネットに入れて沈めてあった。
んー、これが若旦那の言うところの秘策なのか…(汗
「あ、あのさぁ。すだちの湯って言ったら、沢山の酢橘がプカプカ浮いてるってイメージじゃないの?」
「えーそうですか?」
「・・・・。」
案の定、通行人は誰もそれと気づかない。

それからしばらくしたある日「すみません。【すだらの足湯】ってなんですか?」と、お客様から質問を受けました。
が、何の事だか全く意味が分からない。(えっ、またまた若旦那の秘策?聞いてないよ~)
お客様の後についていくと、なんと、すだちの「ち」の字の横棒が消え「ら」の字になっているではありませんか。
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誰かのいたずらなのか、それとも偶然なのか。
それはともかくとして、「すだら」と言えば、この辺りの方言で「ろくでもない」とか「しょうもない」と言う意味でつかわれる「すだらもない」と言う言葉が連想される。
若旦那は「あはは、そうですか。」と、いたってのんき。
お店の人にいたっては、「じゃぁ、そこにマーカーがあるから書き直して下さい。」だって。

かくて 、鯛屋の足湯は「すだらの足湯」として今も健在。
そのうち、吉原の七不思議になるかも(笑)
あ、ひょっとして、これが若旦那の最大の秘策?

まあ、このゆるさが鯛屋さんペース。そこが良いという人たちがいるから328年も続いてきたのだろう。
そこで、スカイツリーと並んだ宇宙人ジョーンズのCM「ろくでもなく すばらしい世界」と繋がったわけで。。。



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by h-kaguya | 2010-10-28 09:08 | ★『吉原宿』旅は道連れ | Comments(0)

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