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★ 新居まち歩きと小松楼見学

1.まち歩き

小路(しょうな)

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家と家との隙間を縫う様に、道幅1.5メートル有るか無いか位の路地が続いている。まるで町全体が土間で仕切られた一軒の家のようにも見える。歩いていれば覗こうとしなくてもその家の生活が見えてしまいそうでちょっと躊躇していると、「ここは、町道ですから大丈夫ですよ。」と言う説明がありました。
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ところどころに祀られている地の神様や、古い町並み。
きっと昔は、井戸端会議のおばちゃんたちや、走り回る子供たちの声が響きわたっていたんだろうな。。。
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 小路に残る古い町並みはコンパクトにまとまっていて、ウォーキングやスタンプラリーなどを企画したら、人気が出るだろうなぁと思いながら、その反面、(余りにも生活に密着していて、外から来た人たちが沢山歩くようになると、プライバシーや治安など、いろいろな問題も起きてくるんだろうな・・・。)
「この塀の中には古い蔵のある家が残っていて。。。」と言う説明に、ついつい背伸びしてシャッターを切った写真。(ごめんなさい)

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200年前の常夜灯、昔は、この前までが海だったこともあり、灯台の役目も兼ねていたとか。
変則5差路、路面下に昔の水路が流れる道。
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点在する古民家と所々あいた空間には、家を新しくするために切り取られた家の形がそのまま残っていました。
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秋葉社の祠と常夜灯。
どこを見ても、「勝手に応援団!!」おもしろ探検隊が見たら、もう、大喜びするに間違いない風景ばかりです!!

小松楼
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さて、こちらが今回のゼミのテーマにもなっている【小松楼】です。玄関を入ると正面に2階に上がる階段がまっすぐに伸び、その階段を囲むように部屋があり、更にそれを囲むように廊下が配され、芸者置屋らしく客同士が鉢合わせしない様に工夫がされていたと言う。
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展示品やふすまや床のきしみのどれもが、忘れられていた時間の長さを感じさせます。
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古い建物の再生には耐震の問題など付いて回るものですが、正直なところ小松楼の傷みは想像以上に激しく、補強や修復にはかなりのお金と時間がかかるように思われました。
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それでも、下駄の鼻緒の赤さや、障子にはめ込まれたすりガラスの松に小の字の影が薄明かりに浮かぶ様子が往時の姿を忍ばせます。
きっとこれがただの観光で訪れたのなら、「趣が有る」とかそういった言葉で飾られたのかもしれません。

寺道

新居のまちを歩いていて気づいたことは、標識がきちんとされていること。
特に寺道は、これならマップを片手に方向音痴のかぐやでも大丈夫!
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武兵衛本陣跡の脇になぜか突然大きなバナナの木が・・・しかも、実がなってました。。。
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隣海院の山門には赤い鬼のようなもの(ジキジキ像)が鴨居を支えるように座っていました。
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本果寺・神宮寺(関所稲荷・鯖弘法大師・子安観音などが祀られていました。)
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諏訪神社の御神木大欅、町の天然記念物の東福寺のマキの大木など、巨木&古木フェチのかぐやにとっては、たまりません。。。
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特に、450年もの間、人間の営みを見守り続けて来た大欅には思わず声を上げて駆け寄ってしまいました。
ただ悲しかったのは、その根元がアスファルトやコンクリートで固められこれ以上根を張ることができない状態になっていたことでした。
Commented by ぱらぽん at 2009-02-25 16:39
す*ば*ら*し*い!!!
ぱらぽんがはしょったところが全部、網羅されています!!!
ぱちぱちぱち。リンクしちゃおうっと!よろしくね♪
Commented by ちか at 2009-02-25 23:51
探検隊員です。
ここ、行きたいです。いつかいつかの休日にぜひ、連れて行って~~!
Commented by tabipachira at 2009-02-26 01:02
新居の町、いいですねぇ。
東海道歩きのときにユースホステルに宿泊し、魅力的な観光マップを
いただいたのですが、夜着いて朝出てしまい、観光できなかったのです。
いつかまた訪れたいと思いつつ、なかなか実行できずにおります。
行きたいなぁ。
小松楼ですね? 寺町ですね? ヨシ! 目標が出来ました!!
Commented by 寺町の不寝番 at 2009-02-26 23:25
ちかさんへ
 ほんとに新居は良いとこでした。県下の宿場でここまで残っているところはないのではないでしょうか?完璧に盲点でした。
 2日目、予定が終わった後、新居の定番の関所と紀伊国屋に寄りました。順番としてはこちらで基本情報を押さえたあと、かぐや様の紹介するディープな新居に飛び込んで行った方がわかりやすいと思います。
 また、この町は人材が宝です。ボランティアガイドの人たちもよく勉強しているだけでなく、それを限られた時間で、聞き手の興味を引くような形で説明することにも工夫していますし、何より地域を愛していることが感じられ、ほっとします。将来のことは分かるけど、心の奥底では合併にわだかまりを持っている人が多く、まちを愛するが故の寂しさも伝わってくる一日でした。
 
Commented by h-kaguya at 2009-02-27 00:46
ぱらぽん さま

何とかまとめてUPすることができましたが、欲張って見たもの全部載せようとする悪い癖を少し直さないといけないなぁ・・・と
当日お会いした他の方のブログも拝見してつくづく思いました(反省)


Commented by h-kaguya at 2009-02-27 00:58
ちか さま

新居町、本当に良かったですよ!
一日掛けてゆっくり見て回りたいと思いました。
おもしろ探検隊召集して是非行きたいですね。
今度じっくり案を練りましょう!

実は密かに、来年度の吉原本宿企画「ちょっくら 東海道バスツアー」の候補地にも推薦しようと、もくろんでおります。。。
Commented by h-kaguya at 2009-02-27 01:20
tabipachiraさま

吉原本宿にも、東海道歩きの方がよくお立ち寄り下さいますが、いつも残念に思うことがあります。
それは、多くの方が「歩く」・「海道走破」が目的だということです。
道から外れて、その町を楽しむと言うような時間を持っていないのです。
本来、たちの仕事は、そういう方々の足を止めるような魅力的なまちづくりをすることなのですが、残念ながら現状はなかなか・・・。

でも、新居町はお勧めです!
ゆっくり時間をとって、是非行って見てください。
Commented by h-kaguya at 2009-02-27 01:28
寺町の不寝番さま

もっといろんな方とお話もしたかったし、本音も聞きたかったと
後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。
今度ゆっくり聞かせてくださいね!

それにしても・・・いったい幾つのHNをお持ちなのでしょう。。。(笑)
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by h-kaguya | 2009-02-23 09:11 | ★『吉原宿』旅は道連れ | Trackback | Comments(8)

富士つけナポリタンのまち 富士市吉原で、まちづくり応援。


by かぐや