職人さんの技
ここに来て、入館者の現象は否めないところに来ています。
最大のネックとなっているのは、旅館という外観と靴を脱いで上がらなければならないという所。
でも、鯛屋旅館の創業320年という歴史の力を借りて集客を目論んだ以上、それを言っても仕方がないこと・・・。
「吉原本宿」をもっと知ってもらい、靴を脱いで上がってみようかな。。。そう思っていただける工夫をしなければ。
それにはまず、もう少し歴史処を充実させること。
吉原は、古くから宿場町として栄えてきたまち。
商店街には、今も創業100年以上という老舗が何軒もあります。
この街の歴史やこの街に生きてきた人たちの暮らしを知るものが有ったら、小学生の地域学習や、来街者の皆さんに靴を脱いでゆっくり館内を見学してもらえるのではないか。
そこで、タウンマネージメント吉原の会員の方を捕まえては、「昔お店で使っていた物や、なにか古い物残ってない?」と、顔を合わすたびに訊いていました。
しかし、返ってくるのは、昭和40年代に 商店街を一斉に防火ビルに立て直したこともあって、その際街並みはもちろん古い物をかなり処分してしまったという話。
ところが最近ちょっと変化が。
かぐやのあまりのしつこさに、「探してみるか」と思ってくれたんでしょうか。。。
「こんなものが出てきたよ。」と古い写真や、昔お店で使っていた物を持ってきてくれる方が出てきたのです!

紺屋型紙とは、染めの工程で使用した模様の型抜きのことで、和紙を柿渋で張り合わせた紙を彫刻したもの。和菓子屋さんでも使われていたんですね。
南岳堂さんは、創業160年。江戸末期から吉原にお店を構えていた歴史ある和菓子屋さんです。そこの工場長の遠藤徹さんが、一つ一つ手彫りで彫った型紙、約130枚余。
中には、富士ニュースさんや駿河銀行の創立記念に使われた型もあり、使われていた年代が分かります。
また、かすかに残る白餡の跡から、なんだか甘い匂いがしてくるようです。。。


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