2010年 09月 13日
秋の日
先日、従姉が亡くなった。
私より15歳年上の母方の従妹だった。
余命8ヶ月と宣告されてから7年。
たくさんのお友達や姉妹に支えられて頑張った。
「豪傑な女だったよなぁ。」と、誰かが言えば
「そうそう、よく叱られたもんだ。」と、いい年をした山男や山女たちが笑う。
葬儀に参列した大方の人は、表現の仕方こそ違っていても、同じような言葉で
彼女を語った。
あまりにも真直ぐで、強い者にも弱い者にも媚を売らないその性格は時には掌で
受け止めてしまったイガ栗・・・
だから、幼いころの私たちには怖くて近寄りがたい人だった。
そのせいか大きくなっても、向かい合って心の機微に触れるような会話をほとん
どした事がなかった。
でも、彼らはそのイガ栗のイガの内に艶々と輝く大きな実がある事を知っていた。
いえ、たぶんもっと深くその内側・・・鬼皮や渋皮に守られた繊細で弱い心も知ってい
たんでしょうね。
「先に行って待ってろ。俺たちも後からそっちに行く。」
そんな言葉に送られ、秋風と引き換えに空に昇って行った。

生きている間に聞いてみたい事が幾つかあったけれど、それはまたの機会にしよう。

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私より15歳年上の母方の従妹だった。
余命8ヶ月と宣告されてから7年。
たくさんのお友達や姉妹に支えられて頑張った。
「豪傑な女だったよなぁ。」と、誰かが言えば
「そうそう、よく叱られたもんだ。」と、いい年をした山男や山女たちが笑う。
葬儀に参列した大方の人は、表現の仕方こそ違っていても、同じような言葉で
彼女を語った。
あまりにも真直ぐで、強い者にも弱い者にも媚を売らないその性格は時には掌で
受け止めてしまったイガ栗・・・
だから、幼いころの私たちには怖くて近寄りがたい人だった。
そのせいか大きくなっても、向かい合って心の機微に触れるような会話をほとん
どした事がなかった。
でも、彼らはそのイガ栗のイガの内に艶々と輝く大きな実がある事を知っていた。
いえ、たぶんもっと深くその内側・・・鬼皮や渋皮に守られた繊細で弱い心も知ってい
たんでしょうね。
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そんな言葉に送られ、秋風と引き換えに空に昇って行った。


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by h-kaguya
| 2010-09-13 09:23
| ☆かぐや徒然
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