2010年 10月 19日
「吉原本宿」講座~水の恵みに育まれた吉原宿を訪ねて~(その1)
去る10月16日(土)第35回「吉原本宿」講座 吉原街並みウォッチングツアー
~水の恵みに育まれた吉原宿をたずねて~を開催しました。
第1弾は、昨年8月。
吉原本宿を起点として、吉原宿の西側のお寺や古い建築物巡りをしました。
(天気屋さん・山崎創建さんの私的文化財と言うブログで詳しく紹介されています。)
第2弾の今回は、~水の恵みに育まれた吉原宿をたずねて~と言うテーマで、吉原宿の
東側を和田川沿いに巡るコースです。
見所はなんと言っても、東海染工さんの工場見学です!!
製紙と同様、染色業もまた豊富で且つきれいな水が必要なんですよね。
----------ウォッチングコース----------
10:00 集合(吉原本宿)高砂館跡経由で東海染工へ
15 東海染工工場見学(富士の湧水が育みし産業は紙だけにあらず)
45 陽徳寺(川に流れてどんぶらこ 救世主は漂流者)
55 吉原宿・東木戸のくすりやさん(松栄堂薬局吉原本町駅前店)
粥ケ渕(魚市場あとは天然冷蔵庫)
11:10 天神社(吉原宿の守り神様は水供給の起点!?)
15 牛や(文明開化は舟運から) 和田川散策
20 唯称寺(水神 かっぱとの邂逅)
30 着(吉原本宿)大型紙芝居【河童にもらった茶壺】
昼食 (本手打ち鯛屋のそば&うどん)
さて、この日の講師は、私が吉原に来て大きな影響を受けた方々のなの内のお一人。
吉原の歴史を語らせたら一晩や二晩じゃとても足りない程、熱~い想いを持った
まちの駅でもお馴染みの久保田豪さんです。

(吉原本宿前に集合した参加者の皆さんと、コースの説明をする久保田さん。)
秋晴れのさわやかな日差しの中足取りも軽やかに、ラクロス・岳南鉄道踏切を渡り八坂神社近くの東海染工さんへ向かいます。
普段何気なく通り過ぎていた街角。
今は名のみの高砂館跡。
傍らの石に刻まれた文字。
一つ一つ説明を受けると、私たちの暮らしが、遠い歴史の上に成り立っていることがわかります。

ところで、富士市がトイレットペーパー生産日本一だということは、富士市民の多くの人が知るところですよね。
でも、今から20年くらい前まで、この富士市が靴紐・綴り紐の生産日本一だったこと、しかも、当時はそのシェアーの約90%を占めていたことは、皆さんは知っていましたか?
また、その靴紐などを専門に染める町工場が岳南商店街八坂神社の近くにある事も。
実はかぐや、 染・織・紡に興味があって、以前久保田さんがガイドするまち歩きに参加した時、東海染工さんの存在を知り、「見学したい!!」と、ずっと思っていたのでした。。。

創業およそ80年。4代続いているという染物工場の入口の建屋もなかなか味があります。

聞けば、工場見学を受けるのはこれが初めての事だそうで、本邦初公開!!
ワクワクしてきます。。。

工場内には、染色前の靴紐・綴り紐・衣類のタグ紐・手芸用ロープなど、様々な紐や糸が山積みされていました。

幾重にも組まれた梁が印象的です。

残念ながら土曜日と言う事で、機械は動いていませんでしたが、沢山の染色機械が並んでいました。

ところどころに作業途中の枷がかけられたままの機械もあり、染色作業が想像できました。

大型の脱水機 ・ 某有名自動車会社の車の内装に使われる紐テープ ・ 染色準備の枷繰機。
驚いたことに、植物性繊維で編まれた帽子やウールを含む、皇族方がお被りになる高級帽子の染色もされており、画像一番右の形を整えるプレス機などもありました。
これにはフェルト帽子を作ったりするかぐやは、いたく感動!(あー、仲良くなりたいわぁ。。)と思ったのでした。

更に、ファスナー生地の染色なども行われており、小ロット多品種の小回りの利く町工場ならではの、いぶし銀の風景が有りました。
また、工場内で思わぬ発見が二つ有りました!
一つは、外からは全く見えませんが、なんと工場の中ほどに春日神社が祀られていたのです。
工場の増築を重ねるうちに神社を囲むような形になってしまったとか。
歴史は天神社より古く、昔は地域でお祭りも開かれていたんだそうです。

そして、もう一つは、戦前日本政府が立てたと言う高札です。
工場の片付けをしていたら出てきたんだそうです。

創業当初は、パラシュートの紐などの染色が中心だったと言うお話から、この高札の意とそれから向かえた苦い時代背景がうかがえる気がしました。

工場の一角に湧き出す富士の湧水。

時々水を汲みに来る人があるそうです。

ナポリンのつけナポリタン情報!!
2010年6月19日現在 の最新情報はこちらから!
◎taitanの「つけナポリタン提供店マップ」
~水の恵みに育まれた吉原宿をたずねて~を開催しました。
第1弾は、昨年8月。
吉原本宿を起点として、吉原宿の西側のお寺や古い建築物巡りをしました。
(天気屋さん・山崎創建さんの私的文化財と言うブログで詳しく紹介されています。)
第2弾の今回は、~水の恵みに育まれた吉原宿をたずねて~と言うテーマで、吉原宿の
東側を和田川沿いに巡るコースです。
見所はなんと言っても、東海染工さんの工場見学です!!
製紙と同様、染色業もまた豊富で且つきれいな水が必要なんですよね。
----------ウォッチングコース----------
10:00 集合(吉原本宿)高砂館跡経由で東海染工へ
15 東海染工工場見学(富士の湧水が育みし産業は紙だけにあらず)
45 陽徳寺(川に流れてどんぶらこ 救世主は漂流者)
55 吉原宿・東木戸のくすりやさん(松栄堂薬局吉原本町駅前店)
粥ケ渕(魚市場あとは天然冷蔵庫)
11:10 天神社(吉原宿の守り神様は水供給の起点!?)
15 牛や(文明開化は舟運から) 和田川散策
20 唯称寺(水神 かっぱとの邂逅)
30 着(吉原本宿)大型紙芝居【河童にもらった茶壺】
昼食 (本手打ち鯛屋のそば&うどん)
さて、この日の講師は、私が吉原に来て大きな影響を受けた方々のなの内のお一人。
吉原の歴史を語らせたら一晩や二晩じゃとても足りない程、熱~い想いを持った
まちの駅でもお馴染みの久保田豪さんです。

秋晴れのさわやかな日差しの中足取りも軽やかに、ラクロス・岳南鉄道踏切を渡り八坂神社近くの東海染工さんへ向かいます。
普段何気なく通り過ぎていた街角。
今は名のみの高砂館跡。
傍らの石に刻まれた文字。
一つ一つ説明を受けると、私たちの暮らしが、遠い歴史の上に成り立っていることがわかります。

でも、今から20年くらい前まで、この富士市が靴紐・綴り紐の生産日本一だったこと、しかも、当時はそのシェアーの約90%を占めていたことは、皆さんは知っていましたか?
また、その靴紐などを専門に染める町工場が岳南商店街八坂神社の近くにある事も。
実はかぐや、 染・織・紡に興味があって、以前久保田さんがガイドするまち歩きに参加した時、東海染工さんの存在を知り、「見学したい!!」と、ずっと思っていたのでした。。。


ワクワクしてきます。。。





驚いたことに、植物性繊維で編まれた帽子やウールを含む、皇族方がお被りになる高級帽子の染色もされており、画像一番右の形を整えるプレス機などもありました。
これにはフェルト帽子を作ったりするかぐやは、いたく感動!(あー、仲良くなりたいわぁ。。)と思ったのでした。

また、工場内で思わぬ発見が二つ有りました!
一つは、外からは全く見えませんが、なんと工場の中ほどに春日神社が祀られていたのです。
工場の増築を重ねるうちに神社を囲むような形になってしまったとか。
歴史は天神社より古く、昔は地域でお祭りも開かれていたんだそうです。

そして、もう一つは、戦前日本政府が立てたと言う高札です。
工場の片付けをしていたら出てきたんだそうです。




ナポリンのつけナポリタン情報!!
2010年6月19日現在 の最新情報はこちらから!
◎taitanの「つけナポリタン提供店マップ」

う~っ!行きたかった!!
でもこの日は、父のイベントだったので、ダメでしたが。
東海染工さん、ワンダーランドですね!!
いつか、きっと!
でもこの日は、父のイベントだったので、ダメでしたが。
東海染工さん、ワンダーランドですね!!
いつか、きっと!
0
ぱらぽんさま。
今朝は、ぐっと冷え込んでいます。
気が付けば爽やかな秋を飛び越し、皆さんとかわす挨拶も
「暑いですね!」から「寒いですね。」に代わっています。
風邪などひいていませんか?
東海染工さん、参加してくださった皆さんにも喜んでいた
だきました。
地元の掘り起し。隠れたお宝探しはなかなか楽しいですよ!
先日、taiちゃんと、お茶の香ロードの話をしました。
今回も行けそうにないかぐや・・・
秋は行ってみたいイベント目白押しですが、なかなか
他のイベントに参加する暇がありませんよね。
我が家は、昨日こたつを出しました。
今朝は、ぐっと冷え込んでいます。
気が付けば爽やかな秋を飛び越し、皆さんとかわす挨拶も
「暑いですね!」から「寒いですね。」に代わっています。
風邪などひいていませんか?
東海染工さん、参加してくださった皆さんにも喜んでいた
だきました。
地元の掘り起し。隠れたお宝探しはなかなか楽しいですよ!
先日、taiちゃんと、お茶の香ロードの話をしました。
今回も行けそうにないかぐや・・・
秋は行ってみたいイベント目白押しですが、なかなか
他のイベントに参加する暇がありませんよね。
我が家は、昨日こたつを出しました。
by h-kaguya
| 2010-10-19 22:54
| ★『吉原宿』旅は道連れ
|
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Comments(2)