旧 順天堂田中歯科医院 国の登録文化在指定へ!!
そこには、 「旧順天堂田中歯科医院診療所兼主屋」が国の登録有形文化財として登録される見通しとなった。 と言う記事が載っていました。


「とうとうここまで来たよ。」と言うのには訳がありました。
それは、まだ「吉原本宿」が出来て間もない頃。
まちの人たちは、中心市街地の活性化を目指す上で吉原には売りになるような宿場町当時の町並みや古い建物もなければ、ランドマーク二なるようなものもない・・・と嘆いていました。
その頃かぐやは、この町を知ろうと時間を作っては、まち歩きをしていました。
そして見つけたのが、旧順天堂田中歯科医院!
他にも塩谷銅鉄さん・牛や・粥ヶ渕(和田川)、100年以上も続く老舗のお店etc。。。あるじゃん!面白いところ!!
これはすごい発見とばかりにいろいろな人に話してみましたが、地の人にとっては普通の事で・・・
気にも留めるふうは有りませんでした。
そんな中で久保田さんだけが違っていました。
「やっぱり面白いって思う?実はねこんな所も有るんだよ。」と、まるでずっと誰かに背中を押されるのを待っていたかのようでした。
「うん、面白いよ!自分の睫が見えないように、あまりにも身近だったり当たり前だったり、日常見慣れてしまって気づかないそういうもの探し。人も建物も、そういうの掘り起こして繋いでいったら、宝の地図が出来上がるじゃん!」
そして出来上がったのが、2009年8月22日
「吉原本宿」講座 【吉原街並みウォッチングツアー】
吉原本宿→妙祥寺→立安寺→虎屋商店→大運寺→木之元神社→塩谷銅鉄→順天堂田中歯科医院→喫茶アドニス(昼食)
地元の歴史に通じた久保田さんと、1級建築士というプロの観点から講師を買って出てくれた山崎創建の山崎さんのW講師のお陰で、吉原の歴史と古い建築文化を楽しむ、これまでにない一層厚みを増したコースとなりました。
以降、このコースをたたき台にしたまち歩きが開催され、中でも旧順天堂田中歯科医院は、街中で見られる明治中期の擬洋風建築物。薄緑色の壁と突き出た赤い屋根と六角形のドーム型の屋根は印象的で参加者の興味を大いに引き、一躍脚光を浴びる存在になりました。

しかし、老朽化が進みつつあるなか・・・その保存は個人の持ち物と言う事もありなかなか難しいと思っていたのでした。
◎フジパクまちなか探検隊 吉原編 9月27日
◎しずおか町並みゼミin吉原 2010年2月13日
◎静岡民家の会ウォーキング 2月14日
◎財団法人しずおか健康長寿財団「のんびり歩こう!東海道吉原宿」 4月21日
◎吉原小学校教職員地域研修 8月17日

ナポリンのつけナポリタン情報!!
2011年2月23日現在 の最新情報はこちらから!
◎taitanの「つけナポリタン提供店マップ」


まだ、吉原にたまに来る程度だった頃、何度、「いきなりピンポ~ン」して中を見せてもらおうとしたかわかりません。
勇気がなくて実行しませんでしたが、保存されるようになれば、壊されることは絶対ないわけで、ものすごく嬉しいです。

さて、ひとまずの安心と共に、大事なのはこれからです。良好なままでの維持管理を、誰が続けて行くのか。
所有者の方と、吉原のまちのみなさんに期待します。
町並みゼミの開催は、皆さんに応援していただいて大きな成果があったと思います。
でも、喜んでばかりはいられませんね。
けんちゃんの言うようにこれからが大変ですよね。
どういう形になっていくのか見守っていきたいと思っています。