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"負げねど がんばる 明日を夢見て!" ・・・・石巻にて 1

6月24日。
仕事を終え一旦帰宅して家人の食事やら洗濯を済ませ、集合場所の富士商工会議所へ。
他のスタッフ5名と合流。2台の車に分乗してつけナポリタン炊き出し支援地、石巻市渡波に向けて22時出発。
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途中休憩や仮眠をとりながら翌25日の9時過ぎ石巻市入り。
この日の予定は
13:00石巻駅にて他の愛Bリーグチームと合流
     ⇓
 その後支援場所(渡波駅前)に移動・準備
     ⇓
17:00炊き出し開始
となっていました。


三陸自動車道を降り石巻駅へ向かって(中浦・三ツ股・大街道南周辺)
【※小さな写真はクリックで拡大します。】
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震災から3か月過ぎ道路の復旧は想像より進んでいましたが、石巻港の辺りは梅雨の時期を迎えヘドロとも魚の腐った匂いともつかない悪臭が漂っていました。
走る道々、その両脇には津波に破壊された家や建物が無残な姿で残っていました。
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場所によって被害の様相も変わり、わずかにブロック塀や家の基礎らしきものを残して建物ごと津波にむしり取られた惨状を目の当たりにして、言葉もなく。
3・11のあの日あの瞬間までそこに在った人々を思わずにはいられませんでした。
私たちも、それから4日後の3・15、「東海沖地震」とうとうその日が来たかと身を固くして次の揺れを覚悟する恐怖を味わっていたから・・・
 http://shinyousha.com/shinsai/2011/03/post-2.html


石巻駅へ向けてさらに車を走らせました。(前方の青い屋根の建物が石巻駅)
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この辺りは悪臭もなく、一見それ程の被害はなさそうに見えましたが、石巻駅・石巻市役所周辺を含め1m近くまで水に浸かり3~4日水が引かなかったそうです。
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市役所の周りに自衛隊の車が沢山停まっていました。       建物によっては地震そのものの揺れの被害も。

石巻駅を確認して、次は実際の炊き出し支援場所である渡波駅を下見に向かいました。
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旧北上川河口付近の中州に残った石ノ森章太郎漫画館を横目に女川街道へ。
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助手席に乗っていた関係で海側の画像は殆どありませんが、この辺りは沢山の郊外店が並んでいたようです。
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どの建物も、一階部分は壊滅状態です。
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途中、ヤマト屋さんと言う本屋さんの駐車場に車を止めてみんなで呆然と辺りを見回していると、車で通りかかった地元の年配のご夫婦(?)の方に「何をしているんですか?」と声をかけられました。荷物をいっぱい積みこんだ品川ナンバーのワゴン車と沼津ナンバーの乗用車と言う不思議な取り合わせ・・・不審者に間違えられたのでしょうか。
今日の夕方渡波駅前で炊き出しをするために静岡県富士市から来たこと、そしてその場所の下見に向かう途中だと言う事を説明すると、納得した様子で「実は、息子が清水に住んでいて、震災直後10トントラックにお米をいっぱい積んで来てくれたんだよ。」と、当時の状況と一緒に「福島や岩手にみんなの目が行って、ここは忘れられた被災地なんだよ。」と話してくれました。不審者と言うより「沼津」ナンバーに息子さんの暮らす県だと言う親しみを感じて、声をかけてくれたのかもしれません。出発日の2日前、炊き出しの場所が渡波駅前に決定したと連絡が入ったので、ネットで検索をしました。あまり多くの情報は得られませんでしたが、今欲しいものとして 虫よけ・蚊取り線香・ハエとりリボン・マスクなどが上げられていたので、誰に手渡すと言うあてもありませんでしたが、買い込んできたものをこれも何かの縁だと思い手渡しました。
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次々と運ばれてくる瓦礫の集積場。大きなショベルカーが小さく見えます。
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数少ない海側の画像です。地盤沈下もありこちらにはまだ水が残っていました。
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右端が、避難所となている渡波小学校。沢山の人が翌日に開催される「渡波元気祭」の準備をしていました。


学校のフェンスに掛けられた「渡波元気祭」横断幕。
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「祭」には人々の絆を深め心を一つにするという力が有るんですよね。
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学校付近では、ボランティの方々が側溝にたまったヘドロを取り除く作業を黙々としていました。
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ここが、炊き出しの場所となるJR 東日本石巻線 渡波駅です。駅舎の周りは、瓦礫もすっかり片付けられ綺麗になっていました。が、後から知ることになりますが震災から3か月以上たった今でも復旧していないと言う事でした。
 http://shinyousha.com/shinsai/2011/03/watanoha.html
 http://www.youtube.com/watch?v=fP0OaySxr9c

出来るだけ個人のお宅の撮影は避け、右も左もわからない地で、画像の撮影時間とネットのいろいろなサイトを参考にさせていただきUPしましたが、間違った表記が有るかもしれません。
印でリンクさせて頂いたサイトは、私たちが見た場所場所の震災後1か月未満の様子が載っています。
この3か月間の被災者の方々の苦境と、復興のためにどれだけたくさんの方々の努力が有ったのかが見えてきます。
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私たちの暮らすこの岳南地域は、言われ続けている東海地震が起きれば、連動して津波・噴火・原発と予想されるすべての災害が降りかかって来てもおかしくない地域だと言う事を改めて思いました。


富士市の津波被害の予想

東海地震の被害想定で、富士市沿岸に到達が予想される津波の高さは3~4メートルと推定されています。富士市の海岸沿いには、過去の高波等により防潮堤が設置されており、高さが17メートルで防潮堤の高さとしては日本一を誇っています。このため、富士市では津波による死者は予想されていません。しかし、田子の浦港に入った津波が、周辺で浸水被害を起こすことや富士川や潤井川、沼川などの河川が津波により逆流してしまうことも考えられるので、津波に対する警戒は必要です。





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 ナポリンのつけナポリタン情報!! 
2011年5月11日現在 の最新情報はこちらから!


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by h-kaguya | 2011-06-27 09:52 | ■つけナポリタンの町から | Trackback | Comments(0)

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by かぐや