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たまには(父子編)

「夏休みに入って、本宿を訪れる小・中学生が少しずつ増えてきた。
宿題に「地域の歴史調べ」といった課題が出ているのだろう。

玄関の引き戸の影で、何やらひそひそと話し声が聞こえる。耳を澄ますと
「中に入って、きちんとここに来た目的を話して、教えてもらってきなさい。」
もう一方の声は小さくて聞き取れなかったけれど、どうやら父親と息子らしい。
なかなか入って来ないので、声をかけようとも思ったけれど待ってみた
きっと恥ずかしいのだろ。

しばらくすると、「こんにちは、吉原一中の生徒ですが吉原宿の歴史を調べて
います、中を見学させて下さい。」意を決したように入ってきたのは中学一年生
くらいの男の子でした。父親は外で待つつもりらしい・・・
宿場の歴史の話は鯛屋さんにお任せして、お父さんに声をかけてみる。
「懐かしい写真も展示して有りますので、ご一緒にいかがですか?」
たまには(父子編)_b0093221_2471769.jpg

ちょっと迷った様子だったけれど、結局二人で鯛屋さんの話を聞いたあと
「明治・大正・昭和」の写真を見ながら会話を弾ませていました。

「ありがとうございました。。。」
入ってくるときのぎこちなかった挨拶も、帰るときにはとても自然で素敵な笑顔で
こちらもつられて笑顔になる。

たまには息子と二人、こんな時間もいいですよね?おとうさん。。。

Commented by ゴンベ at 2006-08-05 22:18
おかあさんだってもちろん、こういう話はいくつあってもいいね。嬉しいね。
Commented by h-kaguya at 2006-08-06 22:54
こんばんは、ゴンベさん。
“母子編” 嬉しい話じゃなくてごめんなさい。。。
雑多の仕事に追われる母親って、口癖になっちゃってるんですよね
「早く、早く」って。
でも、そういうお母さん達にもゆっくり楽しんでもらえるスペースにしたいですね^^。
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by h-kaguya | 2006-08-05 02:49 | ★『吉原宿』旅は道連れ | Trackback | Comments(2)

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