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たまには(母子編)

何やら玄関の外が騒がしい。
「ほらほら、早くしなさい。」
母親達に背中を押されるようにして4人の小学生の女の子が入ってきた。
「ちゃんと挨拶して、何しに来たか言いなさい。」
「もっと大きな声で。」
「ほら、早く!」
代わるがわるせき立てるお母さん達の言葉に、しかけた挨拶をのみこんで
もじもじと顔を見合わせている子供達。
(あぁ、、、そんなに矢継ぎ早に言われたら、逆に言えなくなっちゃうよねぇ・・・。)

目的は分かっているのでこちらから声をかける。
「夏休みの宿題の調べ物?」
「はい、吉原の歴史と、鯛屋さんの事を教えてください。」
(ほら、ちゃんと言えるんだよね。。。)

歴史処に案内して説明を始めると、すぐにメモを取り始める子
それを見て慌ててメモ帳を取り出す子、話に聞き入る子、反応はさまざまです。
みんながメモを取れる体制になるまで少し待っていると、後ろからやっぱり
「早く、早く!」の声が飛んでくる。
(ん~、、なんだかなぁ・・・)

一通りの説明と資料を渡して玄関まで見送ると、子供達は小さな声だけど
それぞれに「ありがとうございました。」と頭を下げて行く・・・が、そこにまたまた
「そんな挨拶の仕方じゃなくて他に有るでしょ。」
「勉強になりましたとか、なんか有るでしょ!ちゃんと言いなさい。」
何かあるでしょ・・・って、それに子供達固まってますよ・・・。

夏休みですもの。。。お母さん、たまには子供のペースで歩いてみませんか?

Commented by 白落天 at 2006-08-06 23:55
何かの研修で、母親が使う単語NO1が「早く」って聞いたことあります。
やっぱり、ね。
Commented by h-kaguya at 2006-08-08 01:11
白落天 さま。
そうなんです。
まぁ、今だから「子供のペースで歩いてみませんか?」なんて
いえるけど、子育て真っ最中の頃は人一倍使っていたかもしれないなぁ・・・と(苦笑)
なんだか、固まった子供たちの顔が娘たちとダブって見えました。
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by h-kaguya | 2006-08-06 22:30 | ★『吉原宿』旅は道連れ | Trackback | Comments(2)

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