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第十回 「吉原本宿」歴史講座

4月21日、第十回「吉原本宿」歴史講座が開催されました。
今回の演題は「新茶の入れ方と実技」でした。
受講者は、沼津から「新聞でこの講座を知り申仕込みました。」とおっしゃるご夫婦を初め23名。
講師に、日本茶インストラクターの称号を持つ、渡辺栄一先生(お茶の山大園)をお迎えし
新茶の楽しみ方~おいしい裏技を教えていただきました。
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「お茶」と呼ばれるものにもいろいろ有りますが、さて本物のお茶は?といったクイズ形式で始まったお話は、世界のお茶の違い、TeaとChaについてと広がっていき、
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余りにも身近で考える事も無かった「お茶」のルーツや奥深さ、数々の裏技をあらためて知る
よい機会となりました。
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茶人の衣装を身に纏い流れるような所作と用意された茶器や、みる芽の茶の枝、アロマテラピー。
一瞬ここが吉「原本宿の」【食事処】なのを忘れてしまう。。。

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おいしい入れ方のコツ
茶種の特性を引き出して、良いお茶は濃い目に
並のお茶は薄めに。
高級茶は低温で時間をかけ、濃い目に出すことで
旨みが出る。

1、まず飲む人数分の湯飲みにお湯を半分程注ぎ
  それを湯冷ましにあける。
2、急須に茶葉を入れ(5人で10g)、湯冷ましの
  お湯を急須に注ぐ。
3、1分間浸出させたあと、各湯飲みに平均に注ぎ
  最後の一滴を絞りきる。

さて、いよいよ実技です。


一煎目目 70度60秒  甘み・ティアニン___ストレス解消とリラックス効果
・2煎めは先程より多めに湯冷ましにお湯をとり、急須に注いで15秒後湯冷ましに戻す。
二煎目目 80度15秒  渋み・カテキン___消臭、殺菌効果、癌予防、血圧
                         上昇抑制

・3煎目はポットから直接熱いお湯を急須に注いで、すぐに湯冷ましにあける。
三煎目目 90度10秒  苦み・カフェイン___眠気覚まし、新陳代謝促進
茶量・湯量・湯温・浸出時間の四つの加減をしながら平均的に注ぎ分け最後は絞り切り!!

渡辺先生の声を追うように丁寧に入れたお茶を一くち、口に含んだとたん、あちらこちらでざわめきと感嘆の声が上がりました。
同じ茶葉で入れたはずなのに、違うんです、全然!!
入れ方一つで変化する。。。まるでマジックです!
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これまでいかに無造作にお茶を入れていたのか!!
「目からうろこ・・・」の驚きのひと時となりました。
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そしてシメはやはりこれ!
鯛屋さんの若旦那のかけうどん。(次回からは、ざるそばですよ~。)
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by h-kaguya | 2007-04-24 07:21 | ★『吉原宿』旅は道連れ | Trackback | Comments(0)

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