2007年 07月 16日
吉原身代地蔵尊大祭

吉原身代地蔵尊大祭のポスターが届きました。
その昔、駿東郡青野村(現在の沼津市)の光明庵と言うお寺に祭られていたお地蔵さんが、ある年の大洪水で、元吉原宿付近まで流されてきたのを宿場の人が救い上げ、陽徳寺の本尊にしたそうです。
その後、寺町(吉原1丁目付近)で目の病気がはやったことがあり、困り果てた町の人々が、お地蔵さんに病気を治して欲しいとお願いしたところ病気はたちまち治り、人々は大変喜びました。そして、お地蔵さんを見ると、まるで身代りになってくださったように目にはいっぱいの目やにが付いていました。
それからこのお地蔵さんは「身代り地蔵さん」と呼ばれるようになり、町の人々に親しまれ大切にされ、毎年7月23日、24日に行われる身代地蔵尊大祭には、御利益を求めてお参りに来る人や沢山の出店が出てにぎわったと言う事です。

またこの大祭には、年に一度開帳されると言う「地獄極楽絵図」もあり、一年前、初めて大絵曼陀羅「地獄極楽絵図」の前に立った時、俗世にまみれた自分の業を思い知らされ、鳥肌が立ったのを覚えています。
昨年は富士まつりと重なりましたが、今年は7月23日(月)~24日(火)の平日開催となります。昔から町の人々に親しまれ大切にされてきたお地蔵さんのお祭り、夏休みに入った子供さんたちと一緒に出かけてみてはいかがでしょうか。

あれから、何事も無く過ごせたのは、お地蔵さんが厄を代りに背負ってくれたからかもし
れません。
場所:陽徳寺
by h-kaguya
| 2007-07-16 04:11
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