第17回歴史講座 『吉原宿』に泊まった人々」
「一雨ごとに温かくなる」の言葉の通りずいぶん春らしい陽気に、受講者の皆さんの出足もいつもより早く、ちょっとあわててしまいました。それだけ活動しやすい季節になってきた証拠ですね。
今回の歴史講座のテーマは「吉原宿」に泊まった人々」ということで、資料もこれまで最高の13ページにわたり、渡辺先生のお話にも力が入りました。

内容は2部構成で
1) 吉原宿の賑わい
ア 新吉原宿の規模
イ 「一宿に飯盛女二人まで」 という制度
ウ 飯盛女がいないと宿場が寂れる
エ 旅人を呼び込む女たち―留め女―
オ 間の宿「柏原」と「元吉原」の名物
2) 江戸時代の旅
ア 各宿場の様子
イ 庶民が泊まった記録―旅日記より―
ウ 大名行列の実態
エ 558人で昼食をとった酒井雅楽頭
オ 本陣と旅籠・下宿など140軒程を利用した大名
カ 将軍「家茂」東泉院に泊まる
キ 緒家への献上の品々
野口脇本陣に残る記録や、富士宮の造り酒屋の主人が書き留めた『袖日記』などを参考にしながら進められていきました。
惜しむらくは、本陣の記録が残っていたならもっと詳しく当時を知ることができたもしれないということでした。

そして、本日のシメは、やはり鯛屋さんの『かけそば』です!!
「歴史講座でいただいてから、ファンになりました」と通ってくださる方もいらっしゃるから嬉しいですね^^。