おばぁちゃん
両手にいくつもの袋を持って入ってきました。
そして、「はい、これはみーたにさんの分、あとで鯛屋の皆さんと一緒に食べて。」と、ニコニコ笑いながらその袋のうちの一つを差し出しました。
中には、あんこや甘い蜜のかかったお団子がいっぱい入っていました。
もう90歳になるというおばぁちゃん。
はじめて会った頃、「○○さん。」とお呼びすると、「もうおばぁちゃんだから、おばぁちゃんでいいよ、そう呼んで。」とおっしゃるので、それからずっと『おばぁちゃん』。。。
昨年までは、お風呂や食事によく顔を見せてくれていましたが、最近めっきりその数が減りました。それでも一の市には、こんなふうに顔を見せてくれます。

「それからねぇ、みーたにさんのお茶を入れてちょうだい。今日はなんにしようかな。」
「この間はコーヒーでしたから、今日は紅茶にしましょうか?」
「あぁ、そうね、紅茶がいいわね。」
【食事処】には無料で日本茶が飲める給茶機がありますが、おばぁちゃんは、この一杯の紅茶代が
TMOの活動資金になることを知ってからずっと
『みーたにさんのお茶』になりました。
初めは、年金暮らしの貴重なお金・・・と、ちょっと迷いました。
でも、おばぁちゃんと話していてそれは私の間違いだということに気がつきました。
これは、おばぁちゃんの精一杯の社会参加の気持ちなんです。
おばあちゃんは、陰のTOM吉原の会員。かぐやと同じ応援団!!